犬をむかえる前に

 

 

 

犬をむかえる前にすること。それは覚悟です。

 

人間の子どもを育てるのと同じくらいに考えておいた方がいいでしょう。

うんちやおしっこのしつけに苦労するかもしれません。

吠え癖やかみ癖のために、心労がたえないかもしれません。

 

そのうえ、ケガや病気の心配で眠れない夜もあるでしょう。

 

それでも、大昔からひとに寄りそって生きてきた犬という動物は、わたしたちの暮らしに

癒しと安らぎをあたえてくれます。

 

いっしょに暮らすうちに、犬はなくてはならない、かけがえのない存在になるでしょう。

しかし家族の一員となるであろう犬の一生は、あまりにも短いのです。

 

いつの日か別れがくるのです。

必ずやってくる深い悲しみを覚悟をしなければなりません。

 

それでも犬をむかえるあなたへ。

 

犬にとっても、あなたはかけがえなない存在です。

深く深く、愛してあげてください。

 

そして、いっしょの時間を大切にしてください。

それはあなたの人生を豊かにする時間となるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

用意しておくもの

 

 

ペットケージ

 

犬が安心できる場所であり、お留守番中の誤飲防止、いたずら防止となります。

 

おしっこトレーニングとして重宝します。

ペットトイレを中にセットして、おしっこの場所を教えます。

 

 

ペットシーツ

 

大中小といろんな大きさがあります。

 

ペットシーツをトイレと認識するようになるので、犬といっしょの旅行や

カフェにいくときに、携帯すると便利です。

 

高分子吸収ポリマーをつかっているので、犬がやぶったら、すぐに

取り除くように注意しましょう。

ペットトイレ

 

おしっこが足につくのを嫌う犬も多いので、メッシュタイプになっている

ペットトイレは便利です。

消臭剤

 

そそうをしてしまった時の臭いが残らないように、おしっこをふき取った後、

使用します。

ウェットティッシュ

 

アルコールが入っていないので、めやになどを、ひんぱんにふいてあげても安心です。

 

犬がうちに来た時から、すぐに耳のそうじをしてあげたり、体をふいたりと

人にさわられるのに慣れさせましょう。

 

 

エサ入れ

 

陶器などの重いもの、清潔に洗えるものがいいでしょう。

プラスチック製など傷のつきやすいものは、雑菌が繁殖するので

避けた方がいいでしょう。

 

また、成長に応じて食べる量も変わりますので

あらかじめ適切な大きさのものを選びましょう。

ウォーターノズル

 

通常タイプ(エサ入れと同じもの)であれば子犬が足をぶつけて倒してしまう

こともありますが、こちらを利用すればその心配はありません。

 

ですが通常タイプのものでなければ上手に水を飲むことができない子も

いますので、もし不安であれば両方用意しても良いかもしれません。

ウォーターローバー

 

携帯用水飲み器です。

あれば便利なシーンが多々あります。

   

おもちゃ

 

子犬は何にでも興味をもって、遊びたがります。おもちゃで一緒に遊んでコミュニケーションを深めましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ペットが我が家にやってきた

犬との信頼関係  しつけの前に教えてあげてほしいこと。

 

 

犬にとって、あなたが母犬のように安心できる存在だということを感じさせてあげましょう。

優しい声でほめて、信頼関係ができるまでは、決してきびしいしつけをしたりしてはいけません。

 

信頼関係がうすいままだと、しかられることに、恐怖を感じて、人にかみつく子になる場合があります。

 

 

おすすめなのがマズルトレーニング。

 

犬に「あなたは守られている」ということと「飼い主がリーダー」ということを同時に教えることが出来ます。

逆にこれが出来ないと、あなたはリーダーとして見られていない、ということになります。

 

少しずつのトレーニングでいいので、ほめながらゆっくりと取り組んでみてはいかがでしょう。

 

 

1.まず犬がリラックスできるよ  うな体勢にします。
2.指で軽く犬の鼻をおさえます。  じっとできたらほめます。
3.徐々に指の数をふやして
  いき、じっとできたら
  ほめて、鼻全体をつかませる
  ようになるまでトレーニング
   します。

 

 

 

 

犬の社会は年功序列ではありません。群れを守っていく習性を持つ動物は、より強いもの、

賢いものがリーダーとなります。年老いたら犬はリーダーではなくなるのです。

 

ですから、犬は誰がリーダーなのかを常に観察しているといってもいいでしょう。

 

この習性から、成犬になってからのトレーニングも大切で、あきらめることなく誰がリーダーなのかを

示し続けなければなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

熱中症とは

 

犬が体温をさげることができなくなる状態で、多臓器機能障害が引き起こされ、気づいた時には
死に至ることもあるこわい症状です。

 

真夏だけとは限りません。特に5月から10月に注意が必要ですが、
年間を通じて脱水症状にならないようにしたいです。

 

犬は、毛皮を着ているうえ、ほとんど口をハァハァすることでしか体温調節ができません。
また少々、体調が悪くても、一生懸命飼い主さんについて行こうとすることから、人間の子供以上に
気を付けてあげなければならないでしょう。

 

 

症状・対処

 

ぐったりしだしたら、まずは水分を与えて、涼しい場所で冷やしてあげましょう。

よだれやけいれんなどの症状がでたら一刻も早く獣医さんへ連れて行かなければなりません。

連れて行く途中にも冷たいタオルなどで脇の下や首を冷やしてあげてください。

 

 

熱中症に特に気をつけなければならない場合

 

 

・子犬、老犬

 

・水分不足

 

・下痢や嘔吐をしている(すでに脱水状態と考えていいでしょう。)

 

・食欲がない(体内の水分は飲み水からだけでなく、食物からもゆっくりと吸収されます。)

 

・熱がある(体温調整が出来ていない。)

 

・激しい運動をした

 

 

 

 

三大危険場所

 

その1.車内

 

 

車内では、キャリーを利用されている方も多いと思います。
キャリーの置き場所に陽が当たりっぱなしになっていないか、中に熱がこもりがちなので、風通りが良いかなど、十分観察することが必要です。

 

よく眠っているようでも、こまめに水をあげましょうね。

 

車内でのお留守番はできる限りしない方がいいです。

約10分で10℃も温度が上がることもあります。

 

また車内でのお留守番は熱中症以外でも、リードが首にからまったり、

なんらかの偶然でわんちゃんがロックを開けてしまい、外に出てしまうことも・・・。

 

 

(※上記写真のペット用ドライブ用品はニッサンのものです。)→ ニッサンウェブサイト

 

 

 

その2.アスファルトの上

 

 

 

真夏のアスファルトは60℃くらいの温度があるといいます。

60℃とは、お湯にたとえると、手を入れて、「あつっ!」とすぐにお湯から手を出してしまう温度です。

そんなアスファルトの上では、どんどん体温が上昇し、あっという間にぐったりするわんちゃんも。

 

その3.おうちでのお留守番

 

 

最近では エアコンをつけっぱなしにして外出する飼い主さんがふえているように思いますが
わんちゃんの適温は意外と低く15℃~20℃だということですから、飲み水がこぼれてしまったりしては
大変危険です。予備の飲み水の準備や、水を入れて凍らせたペットボトルをおいておくなど、万が一、

エアコンが故障しても大丈夫な工夫が必要です。

 

 

熱中症工夫の数々


 

・エアコンで除湿する

・サマーカットにしておく

・ペット用イオン飲料をあたえる

・ケージ内にクールマットを設置

・扇風機を利用して風通しをよくする

・カーテンをしめて直射日光をさえぎる

・水を入れて凍らせたペットボトルにタオルを巻いておく

 

などなどが、ありました。

 

夏場、玄関のタイルの上で寝ている犬をよく見かけるのは、そこがいちばん涼しいからでしょうか。

ケージを涼しい場所に移動するのも一つの方法でしょうね。

 

どうか、わんちゃんだけでなく、飼い主さんも、熱中症にお気を付けください!